消磁装置の特性と性能

  • 最小残留磁気 従来型の消磁システム以上の優れた、安定した性能。ベアリングメーカーや自動車部品メーカーの品質基準に基づき、寸法と種類によって、残留磁気の値は小さい部品では2[a/cm]未満、大きい部品では2~12[a/cm]未満である必要があります。当社の電子消磁装置での残留磁気はこれらの値よりもはるかに低いものです。
  • 最小消費エネルギー(150ワット未満)当社の電子消磁装置の平均消費電力は100~300[VA]です。通常のトンネル式消磁装置はこれに比べて大変消費電力が大きく、1~25[kVA]です。ブッシの消磁装置は他社製品の20~30分の1の消費電力です。エネルギー消費量が少ないので、消磁装置への投資はわずか2、3年で回収できます。
  • 消磁値の再現性が高い 消磁効果は常に再現性が高く、時間がたっても変わりません。消磁後の残留磁気の値は回ごとにごくわずかしか変化しません。
  • 磁性による引きつけの無い容易なパーツ移動  静電容量からの放電技術では消磁に要するエネルギーは短時間のインパルスに集中しており、全く磁力による引きつけの無いパーツ搬送を保証します。取り扱いは直線的で、製造時間に障害を起こしません。
  • 高信頼性、耐久性  各部品は念入りに設計され、高品質の構成要素を使用しています。電力回路とコイルは規模に合わせて、高生産速度でも最大の効率を発揮します。
  • 非常に高い処理速度  サイクル時間はアプリケーションにより2~20秒です。小さいパーツの消磁に適したモデルでは、サイクル時間0.8秒にまでなるものもあります。
  • ほとんどメンテナンス不要
  • ライン上への組み込みとインターフェースI/Oの交換が容易  インライン通信と実装のための専用信号のプログラム可能。
  • 容易な実装
  • システムの変更とオーバーホール  実現可能性検証の結果によっては、既存のシステムをお客様の新しい要件に応じてオーバーホールすることも可能です。これにより経済性と投資の長期波及を図れます。